BHPのチリにおける事業であるEscondida鉱山とSpence鉱山、およびオーストラリアのOlympic Dam鉱山の責任ある生産方式が、独立した認証プロセスの下で認められ、Copper Mark認証を取得しました。
Copper Markは銅産業に特化した認証枠組みで、バリューチェーン参加者が責任ある生産においてベストプラクティスを発揮し、国連の持続可能な開発目標（SDGs）に貢献していくことを保証するために制定されています。任意プログラムであるCopper Markでは、環境、コミュニティ、人権、採鉱、溶錬、製錬操業のガバナンス問題を含む32の重要分野において、申請者を独立の立場で評価します。
Copper Markは、責任ある鉱物イニシアティブ（RMI）のリスク準備体制査定（RRA）および銅、鉛、ニッケルおよび亜鉛に関する共同デューディリジェンス基準をもとに申請者のパフォーマンスを評価しています。
BHPは2020年10月31日に、Escondida鉱山、Spence鉱山、およびOlympic Dam鉱山に関するをCopper Markの責任ある生産フレームワークに提出しました。Olympic Damは2021年9月21日に、またSpenceとEscondidaは2021年11月2日にCopper Mark認証を取得しました。
BHPのGroup Sales and Marketing Officerであるミケール・フーバーズ（Michiel Hovers）氏は次のように述べています。「長期的な持続可能性を保証することは、当社のお客様にとって重要であり、電気自動車や銅を多く使用する耐久消費財などの銅製品の最終消費者にとってますます重要になっています。」
BHP Mineral Americas社長のラグ・ウッド（Rag Udd）氏は次のように述べています。「Copper Mark認証は、銅のバリューチェーンにおける透明性と各基準に対する業界全体のアプローチにとって発展への一歩前進であり、BHPが重点を置く責任ある持続可能な生産をさらに強化するものとなります。」
「銅は未来を見据えたコモディティであり、エネルギー転換に不可欠な高品質で持続可能な銅を提供する上で、弊社の事業は重要な役割を果たしています。Escondidaは、世界最大の銅生産者であり、脱塩水で100％稼働しており、Spenceとともに、この10年間で再生可能電力100％を達成することを目指しています。」
「当社の顧客や投資家のみなさま、従業員、さらには地域社会や行政にとって大事なのは、バリューチェーンに沿った銅の倫理的かつ持続可能な生産を確保することです。」
ウッド（Udd）氏はさらに「持続可能性に関するこれらのコミットメントと行動は、銅にとっても、チリにとっても、当社のお客様にとっても競争優位性となり得ます。BHPはすでに、2030年度までに2020年度比で少なくとも30％の温室効果ガス排出削減という目標を設定しており、最近では、2050年までにネットゼロのスコープ3排出量を目指すという目標を発表しました[1]」とも述べています。
弊社のOlympic Dam鉱山のAsset Presidentであるジェニファー・パーディ（Jennifer Purdie）氏は次のように述べています。「Olympic Damがオーストラリアで初めてのCopper Mark認証を取得したことを喜ばしく思います。」
Olympic Damは、複数の年代層からなる鉱物の埋蔵地で、銅、金、銀、ウランの堆積量では世界でもトップクラスです。Copper Mark認証の取得によって、銅バリューチェーンにおける透明性と持続可能性に関して業界全体のアプローチを提案し、お客様には購入した銅に対してご信頼をいただけます。また、Copper Mark認証を取得したことで、弊社が継続的に雇用、投資、そして経済的および社会的な価値を創出するのに役立つでしょう。」
Copper Markのエグゼクティブ・ディレクターであるミシェル・ブリューハルト（Michèle Brülhart）氏は次のように述べています。「Copper Markの認証事業者としてEscondida、Spence およびOlympic Damが加わってくださり嬉しく思います。今回は特に、オーストラリアのサイトとして初めてOlympic DamがCopper Markの認証を受けたことが喜ばしく、また、世界の主要な銅生産国であるチリでは、当団体の足跡をさらに延ばすことができました。3つのサイトのご成功と責任ある生産体制への取り組みを称えます。」
Copper Mark認証および最終報告書については以下のサイトをご参照ください。
BHPのバリューチェーン持続可能性に関する情報はをご覧ください。
BHP社の気候変動に関するアクションの詳細は、をご覧ください。
[1] 詳細はBHPの８ページに記載しております。以下のURLよりご覧ください。bhp.com/climate.
